書誌情報
集英社コバルト文庫
【電子オリジナル】王立探偵シオンの過ち2
著者
あらすじ・概要
王立探偵は、王家の利益を図り不始末を揉み消す、王家お抱えの探偵。その仕事のひとつに、呪いとも言える不思議な力を持ち《過ちの魔物》と呼ばれる物具を調査することがある。紫ずくめの珍妙な恰好をした王立探偵シオンが、助手の少女ラナと共に調査に向かう。新進気鋭の青年実業家カルディ・ルヴォーの妻が行方をくらませた。「金で妻を買った」と評判で不仲な夫婦だったが……(「薔薇翡翠の花嫁」より)/王都の通りでひとりの少女が馬車に轢かれて命を落とした。旅芸人一座だったその少女の遺体から、石で作られた小さな靴が飛び出して、ステップを踏みながらどこかへ去って行ったという。謎に満ちた少女の死を王立探偵シオンが解き明かす!(「蜜蜂座の女王」より)/十六年前に誘拐された、ドルーシュ公爵家の娘シャルロットが見つかったという。孤児院で育ったというその少女は、果たして本物なのか、偽物なのか? シオンとラナの出逢いが明かされる物語(「無慈悲な捧げもの」より)【目次】薔薇翡翠の花嫁/~幕間~ 王立探偵シオンのデート/蜜蜂座の女王/~幕間~ 王立探偵シオンの天敵2/無慈悲な捧げもの(前編)/~幕間~ 探偵助手ラナの寄り道/無慈悲な捧げもの(後編)/あとがき
薔薇翡翠の花嫁
~幕間~ 王立探偵シオンのデート
蜜蜂座の女王
~幕間~ 王立探偵シオンの天敵2
無慈悲な捧げもの(前編)
~幕間~ 探偵助手ラナの寄り道
無慈悲な捧げもの(後編)
あとがき