書誌情報

集英社オレンジ文庫

京都岡崎、月白さんとこ 彩の夜明けと静寂の庭

埋め込みコード(HTML)

※このコードをコピーしてサイトに貼り付けてください

試し読み

著者

著:相川真イラスト:くじょう

あらすじ・概要

大学進学か就職か。夏休みに入り、茜は進路に悩み始めていた。いつでも「他人が優先」の茜は、妹のすみれと自立して暮らすためには就職するべきと思いつつ、どこかで踏み切れない自分もいた。そんな折り、近所の児童館で地蔵盆の手伝いをすることになった茜たちは、奇妙な足跡を児童館のあちこちで見つけて……。変わらないもの、変わっていくもの、見えるもの、見えないもの。晩夏の地蔵盆で、秋の文化祭で、正月訪れる父の実家の笹庵で、それぞれの人が持つ「誰かを想う気持ち」に触れつつ、自らのやりたいこと、役割に気づきはじめた茜は? 季節巡る京都岡崎、青春物語第5弾!

一 鬼灯と地蔵盆
二 美しの青い水庭
三 龍と冬枯れの空