書誌情報
集英社新書
原子力の哲学
著者
あらすじ・概要
マルティン・ハイデガー、カール・ヤスパース、ギュンター・アンダース、ハンナ・アーレント、ハンス・ヨナス、ジャック・デリダ、ジャン=ピエール・デュピュイ。本書は原子力(核兵器と原子力発電)をめぐる7人の代表的な哲学者の考えを紹介し、それぞれの人と思想の関係を整理する。技術、自然、そして人間――。原子力の脅威にさらされた世界はどのようなもので、そうした世界に生きる人間はどのように存在しているのか、その根源を問うていく。
はじめに
第一章 原子力時代の思考――マルティン・ハイデガー
第二章 世界平和と原子力――カール・ヤスパース
第三章 想像力の拡張――ギュンター・アンダース
第四章 世界の砂漠化――アーレント
第五章 未来世代への責任――ハンス・ヨナス
第六章 記憶の破壊――ジャック・デリダ
第七章 不可能な破局――ジャン=ピエール・デュピュイ
おわりに
註
参考文献
