書誌情報
集英社文庫
和三郎江戸修行 脱藩
著者
あらすじ・概要
時は幕末。越前野山土屋家中はお家騒動の気配をはらんでいた。小身の家臣の三男坊・岡和三郎は、無駄飯食いの立場だが、剣の腕には覚えがあった。ある日、藩重役から江戸での剣術修行を命じられる。しかも脱藩して密行せよ、と。大枚の路銀をせしめ、刺客に襲われるも旅立つのだった。修行人宿に泊まりつつ江戸を目指す東海道中、若き剣客を待ち受ける運命やいかに……。傑作時代小説シリーズ幕開き。
第一章 脱藩命令
第二章 風変わりな修行人
第三章 黒船来航
第四章 御油に残した面影
第五章 幻の剣聖