書誌情報
集英社文庫
レイモンさん 函館ソーセージマイスター
著者
あらすじ・概要
大正末期の函館。旅館の娘コウは客のレイモンと知り合う。ソーセージ職人で缶詰の指導に来たドイツ人だ。恋した二人は天津まで駆け落ちし結婚。チェコで開いた店は繁盛するが、コウの望郷の念を察したレイモンは函館での開店を決意。だが、肉食習慣のない日本人に受け入れられず、戦争が外国人に過酷な仕打ちを……。健康で平和な暮らしを実現しようとソーセージ作りに奮闘する夫婦の愛と信念の物語。書き下ろし歴史小説。
吹雪をついて
短い夏
めぐり逢い
異邦人
ドイツ軍艦
北の大地
背信の結末
無国籍
花嫁の父
薄れゆく記憶
あとがき