書誌情報

集英社文庫

辻番奮闘記五 絡糸

埋め込みコード(HTML)

※このコードをコピーしてサイトに貼り付けてください

試し読み

著者

著:上田秀人

あらすじ・概要

平戸藩士の斎弦ノ丞は、長崎警固の辻番。ある日、長崎代官から、先代藩主・松浦隆信が関わった密貿易の書付の存在を知らされる。平戸藩は、島原の乱鎮圧に来た老中松平伊豆守に、交易で潤う内情を知られ、和蘭陀商館を奪われたばかりだ。藩の立場をさらに危うくする書付と考えた弦ノ丞は、家老に……。各国から市中に流入して集う多くの牢人の狼藉対策に奮闘しつつ、密貿易を巡る幕府と藩のパワーゲームに振り回される弦ノ丞が平戸藩のために選ぶ道は!? 忠義を尽くす若き剣豪の死闘! 大人気書き下ろし時代小説第五弾!!

第一章 執政の思い
第二章 辻番の意味
第三章 商人のあがき
第四章 牢人の力
第五章 隠した刃