書誌情報

集英社文庫

隠れ菊 下

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著者

著:連城三紀彦

あらすじ・概要

【第9回柴田錬三郎賞受賞作】莫大な借金を背負って新しい「花ずみ」を始めた通子。夫を奪いにきた女・多衣と商売の面ではパートナーとなり、複雑な心境のまま世間の荒波に飛びこんでゆく。従業員の裏切り、痴話喧嘩の果ての殺人未遂と、数々の災難におそわれながら、通子は自らの奥に秘めていた花を咲かせてゆくが、突然の政治スキャンダルに飲みこまれ……。女の表も裏も書き尽くした傑作、怒涛のクライマックス。

うすぎぬの海
一花繚乱
春の嵐
鬼の情
湖の余白