書誌情報

集英社文庫

ニッポンぶらり旅 宇和島の鯛めしは生卵入りだった

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著者

著:太田和彦

あらすじ・概要

ひとり旅はいい。どこへ行こうと何をしようと思いのままだ。さしたる目的も持たずにぶらりと訪れ、町を歩いてその土地らしさを味わい、夜は居酒屋のカウンターに腰をおちつけ、静かに盃を傾ける楽しみ。旅の達人・太田和彦が、宇和島、大分、会津、盛岡、金沢、京都、尾道など13都市をめぐる旅情たっぷりの酒場紀行。気ままな旅のお伴に、居酒屋ガイドとしてもお役立ちの1冊。シリーズ配信開始。

宇和島(宇和島の鯛めしは生卵入りだった
薪のかまどの朝うどん)
大分(麦焼酎にカボスをぎゅっ
鉄輪むし湯に精根はてる)
会津(鶴ケ城の銀鯱にご対面
大正モダン建築と会津魂)
喜多方(喜多方ラーメンは縮れていた
巨大舞茸とマムシの関係)
静岡(生シラスと桜えびで飲もまいか
静岡の名月とロマンス)
倉敷(名画のあとはタコカニ合戦
かなえられた乙女の祈り)
盛岡(中津川に秋風立ちぬ
啄木と賢治の町で
守れ、日本一の居酒屋横丁)
高知(鰹の塩たたきにめくるめく
高知の盃は派手で丈夫
高知の屋台は女子も飲む)
富山(駅前酒場でコップ酒ツイー
高岡の大仏はイケメン
富山の魚の神髄に脱帽)
金沢(金沢に正月ちかし
文化の町で美人画鑑賞
蓄音器と地酒学入門
古い大衆居酒屋で)
京都(アラビアの真珠と木の葉丼
初天神の梅と布袋様
葱と龍馬と司馬遼太郎)
尾道(文学の町、海に降る雪
石段の町、女流画家と頼山陽
海辺の町、夕暮れの光
映画の町、港の酒場の物語)
高松(春の高松、うどん三番勝負
金毘羅参りをすませ美人亭
春は別れと出会いの季節)
あとがき
本書に登場する店や場所