書誌情報

集英社文庫

ニッポンぶらり旅 山の宿のひとり酒

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著者

著:太田和彦

あらすじ・概要

山の香に包まれて独酌を楽しむ青梅の旅。川越では蔵造りの町並みをさまよい三軒はしご。なじみの居酒屋訪問から始まる藤沢の旅では観光スポット・江の島を完全ガイド。軍港・横須賀で近代化の歴史に肌で触れ、山深き高山で日本の美を再発見。一関では算額なるものに目がテン。締めくくりの大津では地酒と鮒寿司の抜群の相性に大感動――居酒屋愛を引っさげて、ぶらり一人旅。シリーズ最終巻。

青梅(早春の御嶽神社詣で
犬、土、小説大菩薩峠
文人、画家の愛した奥多摩
多摩川の橋物語
山の宿のひとり酒
ワンダーランド青梅)
川越(土蔵は左官の華
知らない町で三軒はしご)
藤沢(東京から三十九分
ビールとひと夏の恋
安治、清親、光逸
ゆるりと江の島詣で
芸能の弁天に導かれ
休日の島を周遊
浦島太郎の島)
那須塩原(今年も教え子とキャンプ)
横須賀(パスポートを手に
すばらしき「銀次」
近代化の歴史の町を歩く
ゴールドラッシュサルーンの夜
真夏の吹奏楽コンクール
どぶ板通りの絶唱)
高山(外国人あふれる秋の高山
山と川のある町
五十周年の居酒屋
山深い町の高い文化
歴史、風土、人物
高山でお買いもの
つるべ落としの秋の暮れ
高山の夜は深く)
一関(晩秋の東北をぶらぶらと
先賢の碑を読む
言葉の海へ、遂げずばやまじ
蔵の居酒屋の物語
月を見上げて
すばらしき「平泉讃歌」
東北人の進取と質実)
大津(湖国、湖南の町
浅茅生のしげき野中の
近江の味に酔いしれて
旧東海道をぶらぶらと
町を愛する人々
夢応の鯉魚にみちびかれ
旅は自分をみつめること)
あとがきにかえて
本書に登場する店や場所