書誌情報

集英社文庫

大工と掏摸 質屋藤十郎隠御用 七

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試し読み

著者

著:小杉健治

あらすじ・概要

大工の半吉は、出入りのお店から印半纏を誂えてもらうほど、腕の立つ職人。半纏をくれた三河屋の煤払いをした夜、見知らぬ男から五十両預かる。翌日、三河屋の主人に五十両盗んだ疑いをかけられ、謝れば許すといわれるが、身に憶えのない半吉は……。一方、質屋の万屋に五十両借りたい武士が現れる。大金を巡って複雑に絡んだ謎を解こうと探索に乗り出す藤十郎。江戸の痛快人情捕物帳。

第一章 煤払いの夜
第二章 場末の女
第三章 真の盗っ人
第四章 赦免