集英社文庫
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2003年6月20日発売
524円(税込)
文庫判/272ページ
ISBN:4-08-747584-0
2016年3月4日発売
著:唯川恵
美人で金持ちで傲慢で、あの女は昔からいやな女だった。その女の美しい夫を寝取った“私”は…(「いやな女」)。年に一度の逢瀬には、必ず新調した着物を着る“私”。その日だけは、特別の存在になるのだから(「雪おんな」)。月が満ちては欠けるように、女もまた変化する。おもての顔の裏に別の顔を隠しもって。金沢を舞台に、せつないほどに“女”に満ちた10人10話。
いやな女雪おんな過去が届く午後聖女になる日魔女川面を滑る風愛される女玻璃の雨降る天女夏の少女あとがき