書誌情報

集英社文庫

病む月

埋め込みコード(HTML)

※このコードをコピーしてサイトに貼り付けてください

著者

著:唯川恵

あらすじ・概要

美人で金持ちで傲慢で、あの女は昔からいやな女だった。その女の美しい夫を寝取った“私”は…(「いやな女」)。年に一度の逢瀬には、必ず新調した着物を着る“私”。その日だけは、特別の存在になるのだから(「雪おんな」)。月が満ちては欠けるように、女もまた変化する。おもての顔の裏に別の顔を隠しもって。金沢を舞台に、せつないほどに“女”に満ちた10人10話。

いやな女
雪おんな
過去が届く午後
聖女になる日
魔女
川面を滑る風
愛される女
玻璃の雨降る
天女
夏の少女
あとがき