書誌情報

集英社文庫

失われゆくものの記

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著者

著:水上勉

あらすじ・概要

近江の琴糸、月瀬の奈良さらし、越後の筆匠、佐渡の人形遣い、雪の中の瞽女たち、信濃の山蚕、忘れられた巨桜たち……。昔ながらに手間と日数をかける職人の精緻な手仕事と、日本の山野の美は、まさに滅びようとしている。各地を訪ね、痛恨の思いと復興への願いをこめて書きしるす、記念碑的ルポルタージュ16章。

伏見の土人形
最上の紅花
近江の琴糸
忘れられた巨桜
雪の中の瞽女たち
伊勢の型紙
佐渡の人形遣い
月瀬の奈良さらし
越後の筆匠
古き京菓子
山村離散
信濃の山蚕
木地師の故里
越前和紙と美濃朱傘
村上堆朱と老細工師
日本の表具師
文庫版のためのあとがき