書誌情報

集英社文庫

絢爛たる鷺

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著者

著:夢枕獏

あらすじ・概要

その肉体には個性がある――胡蝶蘭に囲まれた鏡台の手前、そこには素肌にローブを纏った名優の姿があった。『ぼく』は初めて坂東玉三郎の楽屋を訪ねる。多忙な日々を過ごしつつも、迷いの真っただ中にあった作家は、この運命的な出会いを契機に、歌舞岐脚本への挑戦を企てる。そして、復活。迷いの中から、書くことによって抜け出していく足かけ7年間の「私」語り。オリジナル台本「三国伝来玄象譚」を収録。

絢爛たる鷺(序章 上弦の月を喰べる獅子
第一章 旅に果てたし
第二章 黄金宮
第三章 荒野に獣 慟哭す
第四章 あとがき大全
第五章 牙の紋章
第六章 大帝の剣
第七章 緑の迷宮
第八章 空手道ビジネスマンクラス練馬支部
第九章 牙鳴り
終章 涅槃の王)
歌舞伎台本 沙羅姫 晴明 三國傳來玄象譚 二幕三場(第一幕 安倍晴明屋敷の場
第二章 羅城門の場
老桜樹の場)
舞踏劇 三國傳來玄象譚
あとがき