書誌情報

集英社学芸単行本

ばらまき 河井夫妻大規模買収事件 全記録

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あらすじ・概要

政治家夫妻が自ら現金を配って回った、前代未聞の買収事件!

カバーの写真は2019年7月4日、参院選の公示日。
広島選挙区に立つ出陣式で聴衆に語りかける河井案里と、それを見つめる夫の克行だ。
素知らぬ顔で明るい未来と自身への支持を訴えるが、しかしこの時すでに2人は手分けをして数多くの地方議員や後援者への買収工作を進めていた。

広島のみならず、日本中を大きな政治不信の渦に巻き込んだ「大規模買収事件」。
それはどういったものだったのか。“買収夫妻”は何者なのか。
この事件は政界に何を残したのか。そして、本当の“巨悪”は誰なのか……。
その全貌を広島の地元紙・中国新聞が総力を挙げて取材した、執念のノンフィクション!

はじめに「全面無罪を主張する元法務大臣」
第1部 事件(第1章 異例ずくめの選挙
第2章 河井夫妻
第3章 「文春砲」と反転へのスクープ
第4章 総力取材
第5章 告白・辞職ドミノ
第6章 被買収者
第7章 自民党の根深い金権体質)
第2部 法廷(第8章 百日裁判
第9章 案里 公判
第10章 克行 公判)
第3部 広島の怒り(第11章 民意の風
第12章 政権の責任
第13章 克行公判、判決へ)
エピローグ「岸田総理は誰の声を聞くのか」
おわりに「事件はまあ終わっていない」