書誌情報

集英社新書企画室単行本

オレの東大物語 1966――1972

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試し読み

著者

著:加藤典洋

あらすじ・概要

「東大は、クソだ」。長年のタフな論争を闘い抜いてきた文芸評論家の原点は東大闘争、しかしながら大多数の同時代人とは異なり、医学部を中心に華々しく展開したメインストリームに較べれば幾分「地味」な文学部闘争にあった……。6年間の学生生活で著者がきたした変調、払拭し得なかった違和感とは。周りを囲む様々な知性との交錯を重ねながら、やがて導かれた独自の結論としての、「内在」から「関係」への転轍。かつて自身が幕末の尊王攘夷に用いた概念が、ラストでは加藤自身に照射される。2019年5月に急逝した日本を代表する文芸評論家が、まったく新しい文体で「パンドラの箱」に挑み、骨太な思想の淵源を初めて明かした、唯一無二の青春記。

1 1966~1967
2 1967~69
3 1969~72
エピローグ
エピローグ
東大闘争簡略年表(文学部を中心に)
あとがき
解説 瀬尾育生
加藤典洋 単行本著書目録