書誌情報

集英社文庫(日本)

集英社文庫ヘリテージシリーズ萬葉集釋注 10

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著者

著者:伊藤 博

あらすじ・概要

新元号「令和」の出典となったことで話題の万葉集。

戦後の万葉研究の第一人者にによる、初めての個人全注釈の文庫版。
隣接諸学との多様な交流の成果も踏まえた、現代万葉学の集大成。
一群の詩の背景、状況をいきいきと語る歌群ごとの釈注。
新鮮な感動を呼び起こす充実した内容。

『万葉集』二十巻は、ここに幕を閉じる。
天平勝宝五年春までの巻十九は、歌人家持が自信を持って編み上げた一巻。特に巻末の春愁の歌は著名。巻二十は奈良朝末期の官人家持の憂愁がこめられる。因幡国守家持の賀歌をもって万葉集は幕を閉じる。