書誌情報
集英社オレンジ文庫
神招きの庭 3 花を鎮める夢のさき
著者
あらすじ・概要
神を招き、もてなす場である兜坂国の斎庭(後宮)に、神気を補う劇薬「神金丹」が持ち込まれた。人が飲めば命を落とし、神と人の性質を併せ持つ“神ゆらぎ”が飲めばその身は完全な神と化す。これをもたらしたのが友好国である八杷島と知り、綾芽と二藍は警戒を強めていた。さらに、かつて身分を偽って兜坂国に潜入していた娘が、八杷島の祭官・羅覇として再び斎庭に現れた。八杷島の真意が知れぬ中、地方で疫病が発生する……。神鎮めの少女の古代和風ファンタジー!
第一章 兜坂国に花散らす風の吹く
第二章 桃危宮に死を運ぶ神を招く
第三章 金銀の鶏は封じられた夢を持つ
第四章 朽ちた宮に絶えず花の散る
第五章 桜吹雪に待ち人の声を聞く
第六章 夢のさき、悪夢のいやはて