書誌情報

集英社文庫

ジャッカ・ドフニ 海の記憶の物語 上

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著者

著:津島佑子

あらすじ・概要

2011年、網走。亡き息子との思い出の地を訪れた「わたし」の胸に甦るアイヌの歌。その調べに導かれ、ある少女の波瀾に満ちた物語が繙かれる。キリスト教迫害が進む17世紀、アイヌと和人の子チカップは、聖職者を志す少年ジュリアンと共に、故郷のマツマエから遠く離れたナガサキ、そしてマカウを目指す航海に出る。時を越え海を越え、多層的な物語が壮大に繰り広げられる、遺作にして津島文学の集大成。

二〇一一年 オホーツク海
一章 一六二〇年前後 日本海~南シナ海(1 モコロ・シンタ――ねんねのお舟の物語
2 えぞ地で生まれ、ツガルに渡ったチカの物語
3 ツガルからナガサキに向かったジュリアンとチカの物語
4 ナガサキからアマカウに向かったジュリアンとチカの物語)
一九八五年 オホーツク海